投資額や貯金額の「平均値」に惑わされてはいけない!知っておくべき真実と自分だけの資産計画

お金のニュース
🌿 この記事を書いた人
田舎在住で節約×投資を実践中のSATUMAN。
夫婦で新NISAをコツコツ積み立てながら、難しいお金の話をわかりやすく発信しています。
🙋 ニュースで「日本人の平均貯蓄額は900万円」って見て、自分が平均以下で焦ってます…
🌿 その「平均」、実はかなりクセのある数字なんです。焦る前に、まず「平均値」の正体を知っておきましょう。きっと安心しますよ。

ニュースやSNSでよく目にする「日本人の平均貯蓄額」や「NISAの平均投資額」という数字。それを見て「みんなそんなに貯めているの?」「自分は平均以下だから遅れているかも……」と焦りや不安を感じたことはありませんか?

実は、お金に関するデータをみる際、「平均値」をそのまま鵜呑みにするのは非常に危険です。今回は、なぜ平均値に惑わされてはいけないのか、そして本当に参考にすべき数字と自分に合った投資額の決め方について解説します。

① 「平均値」が実態とズレてしまう理由

結論から言うと、「平均値」は一般的な普通の人の姿を表していません。

なぜなら、平均値は「全員の合計金額 ÷ 人数」で計算されるため、ごく一部の圧倒的な大富豪(極端に大きな数字)がいるだけで、全体の数字が跳ね上がってしまうからです。

💡 身近な例で考えてみましょう

小学生のクラスの背の順をイメージしてみましょう。もしクラスに1人だけプロバスケットボール選手のような超高身長の人が混ざっていたら、クラスの「平均身長」は一気に高くなります。しかし、それを見て「このクラスには巨人が多い」と判断するのは間違いですよね。これと同じ現象がお金のデータでも起きています。

本当に実態に近いのは「中央値」

データのリアルな真ん中を知りたい時に役立つのが「中央値(ちゅうおうち)」です。中央値とは、全員を金額順に一列に並べたときに、ちょうど真ん中に位置する人の金額のことです。極端な大富豪の数字に引っ張られないため、より私たちの実感に近い現実的な数字になります。

💬 SATUMANの意見:この「クラスに1人だけ高身長の子がいる」というたとえ、本当にわかりやすいですよね。お金のニュースを見て焦ったときは、まず「これは平均値?中央値?」と一度立ち止まる癖をつけるだけで、無駄な不安がかなり減ります。

② データで見る「平均値」と「中央値」の驚愕の格差

実際に発表されている金融資産のデータを見てみると、平均値と中央値には驚くほどの差があります。

世帯平均値中央値
単身世帯(一人暮らし)約919万円約130万円(約7倍の差)

年代別(2人以上世帯)の金融資産の比較

年代平均中央値
20代525万円125万円
30代1,096万円311万円
40代1,486万円500万円
50代1,198万円700万円
60代2,683万円1,400万円

どの年代を見ても、中央値は平均値よりも大幅に低いことが分かります。「みんな何千万円も持っているんだ」と焦る必要は全くありません。

NISAの投資額も同じ

NISA(少額投資非課税制度)の口座数や買付額の平均データでも、「毎月約4万円を積み立てている」といった数字が出ることがあります。しかし、40代以下の半数以上は「年間40万円未満(月3万円以下)」の投資額にとどまっており、資金に余裕がある一部の層が平均値を大きく押し上げているのが実態です。

💬 SATUMANの意見:正直、このデータを最初に見たとき「えっ、中央値こんなに低いの?」と驚きました。逆に言えば、月3万円の積立でも全然「普通」だということです。SNSで見る「月10万円積立」報告は、目立つから流れてくるだけで、それが標準ではないんですよね。

③ 平均値を見すぎることのデメリット

他人の平均値を基準にして投資や貯蓄を進めようとすると、以下のようなリスクが生まれます。

  • ⚠️ 不必要な焦りや劣等感:「自分はダメだ」とネガティブな気持ちになってしまう
  • ⚠️ 無理な生活設計:平均に追いつこうとして、今の生活を限界まで切り詰めて投資に回してしまう
  • ⚠️ 途中で挫折(退場)してしまう:無理な金額で投資をしていると、市場が暴落したときの心理的ダメージに耐えられず、一番やってはいけない「損なタイミングでの売却・運用ストップ」を選びやすくなる
⚠️ 投資において最も重要なのは、「無理なく、長く続けること」です。

比べるべきは他人の平均ではなく、「過去の自分」と「自分自身の計画」です。

④ 自分に最適な「投資額」を逆算する方法

他人の数字が関係ない投資において、自分の基準は「将来どんな人生を送りたいか」から逆算して決める必要があります。

【シミュレーション例】老後に「年金+月5万円」が欲しい場合

65歳から毎月5万円(年間60万円)を資産運用しながら取り崩していきたいケースを考えてみましょう。

1
取り崩しからの逆算:資産を運用しながら年4%で取り崩すルール(4%ルール)を適用すると、元手として1,500万円が必要になります(60万円÷4%)。
2
暴落への備え(ここが重要):1,500万円ピッタリだと、もし65歳になった直後に大暴落が起きて資産が半減した場合、月5万円を取り崩せなくなってしまいます。そのため、理想は必要額の2倍(3,000万円)を目標に設定することです。これなら暴落が起きても月5万円を死守でき、暴落が起きなければ月10万円近いゆとりが生まれます。
3
毎月の積立額の算出:現在45歳の方が、65歳までの20年間、年利5%の運用で3,000万円を準備する場合、必要な毎月の積立額は約7.3万円となります。

このように具体的なシミュレーションを行うことで、「なぜ毎月この金額を積み立てるのか」という明確な意味とモチベーションが生まれます。

💬 SATUMANの意見:月7.3万円も、夫婦で新NISAを使えば1人あたり月3.65万円。さっきの「中央値」データで見た月3万円台の積立とほぼ同じレンジに収まります。他人の平均ではなく自分の必要額から逆算すると、意外と現実的な数字に落ち着くことが多いですよ。

まとめ:ぶれない投資の第一歩

お金のニュースに一喜一憂する必要はありません。「平均値」という誰のものでもない数字に惑わされず、自分自身のライフプランに合った「中央値的な現実」と「未来の逆算」を大切にしましょう。

1
「平均値」は一部の大きな数字に引っ張られる。実態に近いのは「中央値」
2
貯蓄額もNISA投資額も、中央値は平均値より大幅に低いのが実態
3
平均に追いつこうと無理をすると、暴落時に挫折・退場するリスクが高まる
4
「4%ルール×暴落2倍バッファ」で、自分に必要な積立額を逆算するのが正解

自分だけの確固たる数字(計画)が決まれば、周囲の声を気にせず、安心して一歩ずつ資産形成を続けていくことができるようになります。

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【免責事項】
本記事中のシミュレーションは一定の前提条件(年齢・利回り・希望額)に基づく計算例であり、将来の運用成果を保証するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。投資判断はご自身の責任において行ってください。

【参考情報】
・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」
・各種NISA口座データ(金融庁・各証券会社公表資料)

田舎からコツコツ積み立て中のSATUMANでした🌿
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