車両保険は必要ない?水害で車が被害でも”入らず貯金”が合理的な理由

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🌿 この記事を書いた人
田舎在住で節約×投資を実践中のSATUMAN。妻と子ども3人の5人家族で、会社を経営しています。
夫婦で新NISAをコツコツ積み立て中。難しいお金の話を、同じ目線でわかりやすくお届けします。
最近の水害で、車が水没した映像をたくさん見て…。やっぱり車両保険って、入っておくべきですよね?
SATUMAN
その気持ち、すごく分かります。でも会社を経営してる身から、正直に言いますね。車両保険は、実はほぼ”ギャンブル”なんです。水没した人はたまたま当たっただけ。大事なのは“人をひいた時の保険”だけは絶対に外さないこと。数字で見てみましょう。

こんにちは、SATUMANです。大きな水害のニュースが流れると、「車両保険、入っておかなきゃ」と不安になりますよね。
でも、ちょっと立ち止まって“20年トータルの数字”で見てみると、景色が変わります。今日は「車両保険(自分の車の損害をカバーする保険)は、多くの人に必要ない」という話を、正直にお伝えします。※人にケガをさせた時の”賠償保険”は別。これは絶対に必要です(後述します)🌿

🔎 先に、結論からお伝えしますね。正直に言うと、車両保険って”入っておけば安心”というより、「当たれば得だけど、生涯で見ると負けやすいギャンブル」にけっこう近いんです。しかも一度使えば等級が下がって、翌年から保険料がアップ。結局は”修理代の前払い”みたいなものなんですよね。車の修理くらいなら、たいてい貯金(予備費)でなんとかなる範囲。だから私は、保険料を払い続けるよりコツコツ予備費を貯めておく派です。……ただし! ここだけは声を大にして——人にケガをさせた時の「対人・対物賠償」だけは、絶対に外さないでくださいね。これだけは、貯金じゃとても払えない金額になるので。
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① 車両保険は「入っても入らなくても、災害が来たら損」
20年トータルの数字で見ると、こうなります

まず、この図を見てください。車の値段200万円/車両保険料 年6万円×20年=120万円という例で、「保険に入る・入らない」×「災害が来る・来ない」の4パターンを並べたものです。

車両保険『入る・入らない』×『災害が来る・来ない』の4パターンの損と、20年間で失ったお金の比較グラフ
▲ 災害が来ても来なくても、保険に入ると20年で120万円(保険料)が確実に消える。入らず貯金なら、災害がなければ±0、あっても貯金で買い直せる範囲。

ポイントは右下の「±0円」。保険に入らず、その保険料ぶんを自分で貯めておけば、災害が来なければお金はまるごと手元に残ります(ほとんどの人がこれ)。逆に保険に入ると、災害が来ても来なくても、払った保険料は戻ってこない。

なぜ”ギャンブル”なのか

保険会社が利益を出せるのは、加入者全体でみると「払う保険料の合計 > 受け取る保険金の合計」が必ず成り立つ設計だから。つまり平均すれば、加入者は損をするようにできています(だから保険会社が儲かる)。

水没して保険金が出た人は、いわば“たまたま当たった人”。でも宝くじと同じで、当たった一回だけを見て「入っててよかった」と思っても、それまで払い続けた保険料・これから払う保険料を合わせると、トータルでは払った額のほうが多くなりやすいんです。

② 使えば等級が下がり、翌年から保険料が上がる
結局は”修理代の前払い”になっている
保険を使うと、こうなります
!
等級が下がる(自損や当て逃げは3等級ダウン、盗難・飛び石・自然災害は1等級ダウンが多い)。すると翌年からの保険料が上がる
!
3等級ダウンだと、保険料が年3〜6万円ほど上がり、3年間で累計9〜18万円の追加負担になることも
!
だから小さな損害(数万円)は、保険を使うと逆に損。結局”自腹で直す”のが正解になる
!
免責金額(自己負担)も1回目5万・2回目10万…と上がる設計が多い

つまり車両保険は、「後で保険料の値上げという形で、自分が払い直している」面が大きい。実質”修理代の前払い+手数料”なんですよね。

出典:3等級ダウン事故で保険料はいくら上がるか(各損保の解説)
「新車特約があるじゃない」——でも…

「全損でも新車が買える”車両新価特約”がある」と言われます。でもその特約をつけると保険料はさらに上がり、通常の車両保険で受け取れるのは基本その時の”時価”まで(車は年々値下がりします)。手厚くするほど保険料が上がる——結局、手厚さと保険料は釣り合っているんです。

③ いちばん大事:保険は「貯金で払えない損」にだけ使う
車両保険は”要らない”。でも、絶対に外してはいけない保険がある

ここが今日いちばん伝えたいことです。保険は「起きる確率は低いけど、起きたら貯金では絶対に払えない、人生が傾く損」に備えるための道具。この基準で分けると——

保険は”貯金で払えない大損”にだけ ❌ 要らない寄り 車両保険 (自分の車の損害) 損害額:数十万〜200万円 貯金で買い直せる範囲 → 予備費で”自己保険” 保険料を貯金に回せば 災害がなければ丸ごと残る ⭕ 絶対に必要 対人・対物賠償 (人・他人の物への賠償) 損害額:数千万〜数億円 貯金では絶対に払えない → 必ず「無制限」で 人生が傾く損は、 保険でしか備えられない
▲ 車の修理は貯金で払える=保険不要寄り。人への賠償は数億円もあり得る=保険が必須。ここを混同しないのが肝心です。
⚠️ ここだけは絶対に:対人・対物賠償は「無制限」で

車両保険は削っても、対人賠償・対物賠償は必ず「無制限」で加入してください。人にケガをさせたり死亡させてしまうと、賠償は数千万〜数億円に達することがあります。これは貯金では払えません。“自動車保険はいらない”ではなく、”車両保険は削っても、賠償保険は絶対に外さない”——ここを取り違えないでください。

⚖️ 正直に:車両保険が”向く人”もいる

全員に不要とは言いません。ローンが残っている車、買ったばかりの新車、そして「全損したら、すぐに買い直す貯金がない」人にとっては、車両保険が”安心を買う”意味を持ちます。要は「貯金で買い直せるかどうか」が分かれ目。買い直せる予備費があるなら不要寄り、無いなら検討の価値あり、という判断です。

🌿 SATUMAN(会社経営者)の本音:会社をやっていると、”保険は損の払い方を変えるだけで、損そのものは消えない”というのが身にしみます。車両保険に月々払うくらいなら、その分を「車の予備費」として自分の口座にコツコツ貯める。災害が来なければ丸ごと自分のもの、来たら買い直しに使う。どっちに転んでも、他人(保険会社)に手数料を渡さずに済みます。

保険は”お守り”ではなく”道具”。貯金で払える損は自分で持ち、貯金で払えない損(賠償)だけ保険に任せる。これがいちばん、お金が漏れない形です。
✅ かしこい”車のお金”の持ち方
  • 対人・対物賠償は「無制限」で必ず加入(ここは絶対に削らない)
  • 車両保険は、「全損しても貯金で買い直せるか?」で判断。買い直せるなら外す方向で検討
  • そもそも「自費で直せないような車」は、正直、身の丈に合っていないのかも。移動手段が目的なら、程度のいい中古車で十分です。見栄のために背伸びした車を持っても、懐が寒くなるばかりですからね……(これは私自身の反省も込めて)
  • 浮いた保険料は「車の予備費」としてコツコツ貯金。もしもに自分で備える
  • 予備費が十分に育ったら、その先の余裕資金はNISAへ。毎月いくら回せるかは、「理想の積立金額 計算ツール」で目安が出せます
💰 「保険料を予備費に」で、お金は漏れなくなる

車両保険 年6万円を20年で120万円。これを保険会社に払う代わりに、自分の”車の予備費”として積み立てるとどうなるか。災害が来なければ120万円がまるごと手元に残り、次の車の頭金にも、他のことにも使えます。

「もしも」に備えるのは大事。でもその備え方が”保険”である必要はないんですよね。貯金で払える損は貯金で。派手な安心より、漏れの少ない形。これが我が家の考え方です🌿

📌 SATUMANの結論

正体 車両保険は”当たれば得、でもトータルでは負けやすい”ギャンブル的設計

仕組み 使えば等級ダウンで保険料UP=実質”修理代の前払い”

正解 車は予備費で自己保険。保険料は貯金に回す

絶対 対人・対物賠償は「無制限」で必ず加入(貯金で払えない損だから)

保険は”貯金で払えない大損”にだけ。もしもは、コツコツ予備費で🌿

※本記事は、一般的な考え方の紹介およびSATUMAN個人の見解であり、特定の保険の加入・解約を勧誘・保証するものではありません。車両保険が適する方(ローン中・新車・買い直し資金がない等)もいます。対人・対物賠償(できれば無制限)は外さないことを強く推奨します。保険料・等級制度・特約の内容は保険会社や契約により異なります。ご自身の状況に応じ、必要に応じて保険会社・FP等の専門家にご相談ください。NISA・投資にはリスクがあり、元本は保証されません。数値は例・概算です。
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保険は”貯金で払えない損”にだけ。もしもは予備費で🌿 SATUMANでした
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