夫婦で新NISAをコツコツ積み立て中。難しいお金の話を、投資ゼロだった頃の自分に教えるつもりで、やさしくお届けします。

こんにちは、SATUMANです。2026年10月、証券口座への不正ログインに関する注意喚起が話題になりました。ネットでは「パスキーも突破された!」という見出しも見かけますが、正確には少し違います。誤解したままだと、的外れな対策をしてしまうかもしれません。
この記事では、何が起きたのかを事実ベースで整理したうえで、今日から5分〜30分でできる7つの対策をまとめます。コツコツ積み立てた資産を守る話なので、ゆっくり一緒に見直していきましょう🌱
10月2日:SBI証券が注意喚起を公表。「フィッシング等でGoogleやAppleなどのアカウント情報が第三者に不正取得され、クラウドに保存されたパスキーなどが悪用されて、証券口座への不正ログイン・不正取引が疑われる事案がある」という内容です。
10月8日:SBI証券が補足。報告されたのは他の証券会社の事案で、現時点でSBI証券の証券口座での被害は確認されていないと説明しました(SNSで、SBI証券の口座が被害に遭ったかのように広まったことを受けた対応と報じられています)。
つまり、「SBI証券がパスキーを破られた」のではなく、「証券業界で、Google・Appleアカウント経由の不正ログインの疑いが報告された」ので、利用者に注意が呼びかけられた、というのが実態です。
パスキーは、偽サイトに入力しても盗まれにくい、フィッシングに強い仕組みです。SBI証券も、パスキーの利用を呼びかけています。問題は鍵ではなく、鍵の預け先の守りが甘いこと。ここを固めれば、パスキーの強みを活かせます。
パスキーを設定しても、昔ながらのID・パスワードでのログインが残っていると、そこが「裏口」になります。
- SBI証券は、パスキー設定後にログインパスワードを無効化することを推奨しています。
- 仕様は証券会社ごとに違います。自動で無効になる会社もあれば、自分で設定が必要な会社もあります。各社のセキュリティ設定やFAQで「パスワードログインを無効にできるか」を必ず確認してください。
今回の事案の核心です。パスキーが同期されるアカウントを突破されると、鍵ごと使われます。
- 2段階認証を必ずオンにする(できればGoogle・Apple自身のパスキーも)
- ログイン中の端末一覧を見て、古い端末や身に覚えのない端末を削除する
- 回復用のメールアドレス・電話番号が自分のものか確認する(乗っ取り後の「回復」を悪用されないため)
- iPhoneは「盗難デバイスの保護」をオンにする
買い物やSNSで使い回しているメールアドレスは、漏洩すると狙われやすくなります。証券・銀行などお金の窓口専用のアドレスを作り、他の用途に使わないだけで、攻撃の入口を大きく減らせます(できれば会社ごとに分けるとさらに安全)。
「不審なログインがありました」「本人確認が必要です」など、不安をあおる連絡ほど疑ってください。本物か偽物かを見抜こうとせず、リンクは踏まない・自分で公式アプリやブックマークから入ると決めるのが確実です。
- SBI証券は「パスキーを再登録してください」というSMSやリンクに従わないよう呼びかけています。
- 証券会社を装った「パスキーへの移行をお願いします」という偽メールの報告もあります。「期限つきの手続き依頼」は特に要注意です。
1か所で漏れたパスワードは、ほかのサービスへの攻撃にも使われます。サービスごとに違う長いパスワードを、パスワード管理アプリに任せるのが現実的です。覚える必要がなくなるので、むしろラクになります。
万が一のとき、気づく速さが被害の大きさを左右します。ログイン、約定、出金、設定変更などの通知を、可能な限りオンにしましょう。あわせて、出金先の銀行口座が自分名義のまま変わっていないかも、ときどき確認してください。
セキュリティに100%はありません。だからこそ、入られても資産を動かせない壁を作っておくのが最後の砦です。
- 証券会社によっては、ログインの一時停止や、売却・出金などの取引を制限する機能があります(例:SBI証券は、総合口座へのログインを停止・解除できる設定が公式FAQにあります)。
- 楽天証券などでも、積立は続けながら売却や出金を止められる機能が紹介されています。名称や条件は変わることがあるので、各社の公式ページで最新の内容を確認してください。
- 普段は売買しない長期投資家ほど、相性が良い対策です。
- ☐ 証券口座のパスワードログインを無効にできるか確認(対策1)
- ☐ Google・Appleアカウントの2段階認証と端末一覧、回復用の連絡先を確認(対策2)
- ☐ メール・SMSのリンクからはログインしないと家族にも共有(対策4)
- ☐ パスワード管理アプリで使い回しを解消(対策5)
- ☐ 通知設定をオン、出金先口座を確認(対策6)
- ☐ 取引・出金の制限機能を設定(対策7)
- ☐ 金融専用メールアドレスを作る(対策3)
スマホやアカウントの操作に慣れていないご家族は、フィッシングに引っかかりやすいものです。「リンクは踏まない」「困ったら、まず相談」のルールだけでも共有しておくと、家族全体の守りが固まります。
守りを固めたら、あとは積立を淡々と続けるだけ。「自分は毎月いくら積み立てればいいの?」という方は、理想の積立金額 計算ページで確かめられます。
事実 破られたのはパスキーではなく、預け先のGoogle・Appleアカウントと見られている。SBI証券の口座での被害は確認されていない(10/8時点)
基本 パスキーはやめない。預け先を固め、パスワードの裏口を閉じる
心得 メール・SMSのリンクからはログインしない
最後の砦 取引・出金の制限機能で、入られても動かせない状態に
守りも積立の一部。今日の15分が、何年分もの積み上げを守ります🌱
参考:SBI証券の注意喚起(2026年10月2日・10月8日補足)、ITmedia NEWS「SBI証券、Google・Appleパスキー乗っ取り被害『確認されていない』 注意喚起は他社事案」、@IT「『パスキーだから安心』が危ない?」ほか。
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