会社を経営しながら、夫婦で新NISAをコツコツ積み立てる日々。難しいお金の話を、同じ立場の目線でわかりやすく発信しています。

最初に、ひとつだけお伝えしておきたいことがあります。
この記事は、あなたを不安にさせたいわけでも、脅したいわけでもありません。
むしろ逆です。「知って、少しずつ備えておけば、将来の自分が”選べる側”に立てる」——そのことを伝えたくて書いています。
🌿 なぜ、私はここまで投資にこだわるのか
正直に言うと、私自身、お金のことで「やってしまったな」と思っている選択がいくつもあります。
田舎にマイホームを建てたときは、35年ローンを変動金利で組みました。屋根には勢いでソーラー発電まで載せました。当時は「これが普通」「みんなやってる」と思っていたんです。でも今振り返ると、元が取れるか怪しい設備と、長い返済だけが残った——正直、賃貸のままで良かったとすら思っています。
私が投資という「もうひとつの選択肢」に本気で気づいたのは、その後でした。もっと早く知っていれば、あの数百万円の使い方は違っていたはずです。
だから私は、同じ後悔を、これを読んでいるあなたや、私の子どもたちの世代にはしてほしくない。「知らなかった」で損をする人を、ひとりでも減らしたい。それが、しつこいくらい投資を勧める理由です。
長く続いたデフレ(モノの値段が上がりにくい時代)は終わり、いまはインフレ(物価が上がる時代)に入りました。パンも卵もガソリンも、数年前と比べて明らかに高くなっていますよね。
ここで見落とされがちなのが、「現金の価値は、静かに減っていく」という事実です。仮に物価が年2%ずつ上がり続けると、今の100万円は20年後には約67万円分の”買う力”しかなくなる計算になります。金庫に入れて一円も減っていなくても、です。
つまり、何もしない「貯金だけ」も、実はノーリスクではありません。ゆっくり負けていく選択になりつつあるのです。
円の価値は、突き詰めれば「日本という国にどれだけ力があるか」で決まります。では、日本の人口は増えているでしょうか。答えはご存じの通り、減り続けています。総務省の推計でも、日本の人口は毎年数十万人規模で減少しています。
働く人が減れば、国全体でモノやサービスを生み出す力(生産性)も落ちていきます。国の力が落ちれば、その国のお金=円もじわじわ弱くなる。近年の円安も、その大きな流れの一部だと私は見ています。
思えば20年以上前、「日本の明るい未来」を高らかに歌う曲が流行っていた頃、すでに日本は静かに貧しくなり始めていました。その現実がはっきり語られないまま、30年が過ぎてしまった。ここから一気に挽回するのは、正直かなり難しいと感じています。
いわゆる団塊の世代が、これから続々と後期高齢者になっていきます。医療や介護を必要とする人が一気に増える一方で、それを支える現役世代はどんどん減っていく。
そのしわ寄せは、社会保険料や税の負担として現役世代にのしかかります。国民の負担率(税+社会保険料が所得に占める割合)は、すでにおおむね4割半ばまで来ていると言われています。手取りが増えにくいのは、頑張りが足りないからではなく、仕組みとしてそうなっている面が大きいのです。
この流れは、若い世代ほど長く、重く受けることになります。だからこそ、早いうちから「節約して、余りを育てる」習慣に慣れておくことが、そのまま生きやすさに直結します。
人口が減り、社会の仕組みや働き手の構成も少しずつ変わってきています。これまで”当然そこにあった”サービスや制度が、これからも同じように続くとは限らない——そういう時代に入りつつあります。
これは誰かを責める話ではありません。社会は変わっていくものであり、大事なのは「昔のままが永遠に続く」という前提に、自分の人生設計を寄りかからせすぎないことです。
これは田舎に暮らす私が、いちばん肌で感じている不安です。住む人が減れば、市町村に入るお金(財源)も減ります。すると何が起きるか。
「あまり通らない道路だから、直さない」「利用者が少ない路線だから、廃止する」——そんな判断が、これから増えていきます。壊れたトンネルや水道が後回しにされ、暮らしの土台がじわじわ縮んでいく。田舎の現実として、決して大げさな話ではありません。
私は以前、医療・介護の現場に身を置いていた時期があります。だからこそ言えるのですが、そうした地域で、病院や介護施設だけが今のまま残り続けると思いますか。数が減れば、入りたくても入れない。別の地域の施設を頼ろうにも、そこには必ず「お金」という現実がついて回ります。
ここまで暗い話が続いてしまいました。でも、私が本当に伝えたいのは、その先です。
資産があれば、選べる道が増えます。合わない仕事を辞める自由、住む場所を選ぶ自由、家族に必要な医療や介護を選ぶ自由。お金は、それ自体が目的ではなく、「将来のあなたが、自分で選ぶための力」なんです。
私が投資を勧めるのは、儲け話をしたいからではありません。この先の日本と田舎を見つめたとき、「選択肢を持てる人」と「選べない人」の差が、これから大きく開いていくと感じているからです。あなたには、選べる側にいてほしい。ただ、それだけなんです。
投資の前に、まずは家計の見直しから。固定費(保険・通信・住居)を整えるだけで、毎月の”投資に回せるお金”が生まれます。田舎暮らしは、この点でとても有利です。
投資の利益に税金がかからない「新NISA」は、国が用意してくれた数少ない味方です。夫婦で使えば合計3,600万円という大きな非課税枠があります。
- 投資先は、まず全世界株式(オルカン)のような幅広く分散された投資信託を軸に
- 一度にたくさんではなく、毎月コツコツ積み立てる
- 時間を味方につける「複利」の力を、早く動くほど大きく受けられる
相場は上がったり下がったりします。でも、世界経済は長い目で見れば成長してきました。我が家は年利6%を一つの目安に逆算し、値動きに一喜一憂せず淡々と続けています。目指すのは大金持ちではなく、選択肢を持てる「小金持ち」で十分です。
これから日本と田舎で起きる変化は、一気にではなくじわじわと進みます。だからこそ、気づいた「今」が動き時です。
現金だけは危ない インフレと円安で、持っているだけのお金は静かに目減りする
世界に分散する 日本円・日本だけに頼らず、全世界株式で成長を味方につける
目的は”自由” 資産とは、将来の自分と家族が「選べる」ための力そのもの
流れは止められなくても、自分の立ち位置は、今日から変えられます。あなたが選べる側にいられますように。🌿
田舎からコツコツ積み立て中のSATUMANでした🌿
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